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映画『トム・オブ・フィンランド』公開のご案内

2019/09/10

今日は、9月14日から名古屋シネマテークで公開される映画『トム・オブ・フィンランド』をご紹介します。

 

【INTRODUCTION】

国の「恥」とまで言われた男は、世界中の人々の「自由」と「誇り」のシンボルになった

鉛筆一本でゲイカルチャーに革命を起こした、20世紀最も偉大なエロティック・アーティストの数奇な半生

同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランド。帰還兵のトウコ・ラークソネンは、昼間は広告会社で働き、夜は鍵のかかった自室で己の欲望をドローイングとして表現していた。スケッチブックの中で奔放に性を謳歌しているのは、レザーの上下に身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たち―。トウコが仲間とこっそり楽しむために描き続けたそれらの絵は、「トム・オブ・フィンランド」の作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ったことをきっかけに、ゲイ男性たちの希望のイメージとして世界中に広がっていく。

今やゲイカルチャーのアイコンとなっている、あの美しく逞しい男性像はどのように生まれたのか? 性的マイノリティに対する差別が激しかった時代、愛する人と外で手をつなぐことすらできない理不尽に苦しみ、肉親の無理解に傷つき、それでも描き続けた彼の原動力は何だったのか? そして、フレディ・マーキュリー、ファッションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた彼のえの魅力とは―。

伝説のアーティストの知られざる生涯が今、スクリーンに蘇る。

(引用:公式ホームページ http://www.magichour.co.jp/tomoffinland/

 

 

【DATA】

『トム・オブ・フィンランド』

2017年制作/フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ合作/116分/原題:Tom of Finland

出演:ペッカ・ストラング/ジェシカ・グラボウスキー/ラウリ・ティルカネン/ヤーコブ・オフテブロ/タイスト・オクサネン/シェーマス・サージェント/ニクラス・ホグナー

監督:ドメ・カルコスキ/製作:アレクシ・バルディ, ミーヤ・ハーベスト, アンニカ・サックスドーフ/原案:アレクシ・バルディ, ドメ・カルコスキ/脚本:アレクシ・バルディ/撮影:ラッセ・フランク/音楽:ヒルドゥール・グドナドッティル, ラッセ・エネルセン/製作:Helsinki-Filmi/配給:マジックアワー/後援:フィンランド大使館

 

【IMPRESSIONS】

思春期時代、それはまだ情報量も少なく、数少ないゲイ雑誌のグラビアをこっそり見る程度だったのを振り返ると、主人公の描く鉛筆一本の描写はエロティシズムを絶頂にさせたものだった。今作品を見ても鉛筆一本で描く表情やたたずまいは美しいと思えるが、情報量が圧倒的に違う今ではエロティシズムは感じられなくなってしまった。彼が表現したのは筋骨隆々写が少ないのは、作品として受け入れやすいうえ、ゲイに生理的な抵抗を感じるヘテロセクシュアルにも見やすい映画になっていると感じる。

詳しい内容はネタバレを含んでしまうので、これから見る方たちのために詳しい感想は控えるが、この映画は「ゲイカルチャー」を描いた映画。時代背景は状況の説明に過ぎない。

しかし、現在ではあらゆる差別に寛容で、福祉制度も充実しているフィンランドにもこんな時代があったこと、特にゲイは悪とされた時代があったことは、知っておくべき。

主人公のトウコは自分がゲイ当事者であることに関して何の違和感も持っていない。むしろ誇りさえ感じる。戦争時のゲイバッシング、家族の無理解、エイズの社会に対する影響と差別、そしてエイズで大切な人たちを失っていくとてつもない悲しみ…。その中でも彼は自分がゲイであることを肯定し続けた。むしろ誇りさえ持っていた。彼はそんな生きる壁とは闘わずして、むしろ逃げながら、ゲイ当事者の中に勇気と誇りを与え続けた。それによって生きる希望を与えた。今更、この時代の映画が必要かどうかの議論を戦わせるべきではないというのが、この映画の正しい見方だと思う。

個人的に惹かれたのは、恋人ニパのファッション。彼の美しい顔立ちやルックスをさらに魅力的させる、当時としてはおそらくオーソドックスではないファッションセンスは特筆ものだと思う。彼がこだわったカーテンの色を好ましく思わなかった主人公も、彼の残り少ない余生のために部屋に取り入れていくシーンはジーンときた。

そして、もうひとつ、触れておかなければいけないのが妹の存在。主人公のトウコを全面的に支持し、恋敵を奪われても愛情を持って接していた彼女もトウコのゲイの部分は最後まで受け止めきれなかった。ゲイを「下品」とさえ言った。彼女が欲していた絵の才能も兄には生涯追いつかず、最愛の人を奪われ、兄がゲイであることを受け入れられなくても、愛を注ぎ続けていた彼女の苦悩にも人生を感じる。家族に愛されながらも、どこかゲイであることを受け入れてもらえない自分を重ね合わせてしまった。

最後に、言っておきたい。フィンランドと日本では時代的にも現在の状況においても、背景がまったく違う。正直、現在の日本で社会とのバランスを取りながら、生活をしている多くの日本のゲイの当事者の人たちには、今以上にゲイであることを誇りに思ってほしいと個人的には思っている。あくまで個人的に思うことだが、人としてLGBT非当事者と共存していくことより、人としてではなくゲイとして誇りを持っている自分を受け入れてもらいながら非当事者と共存していくことの方が圧倒的に自分の人生を謳歌し、充実した人生を送ることができると信じている。ゲイ当事者にいちばん観てほしい映画だと思った。

 

予告編:http://www.magichour.co.jp/tomoffinland/

名古屋シネマテークHP:http://cineaste.jp/

 

 

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