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映画『ラフィキ:ふたりの夢』公開のご案内

2019/10/29

今日は、11月9日から名演小劇場で公開される映画『ラフィキ:ふたりの夢』をご紹介します。

 

 

【INTRODUCTION】

 

ケニアのカラフルな最新カルチャーにのせて、自由な恋愛と幸せな未来を夢見るふたりを描く感動作!

 

2018年、カンヌ国際映画祭史上初のケニアからの出品(ある視点部門)という快挙を成し遂げると共に、トロント、シカゴ、ロンドン、ロッテルダムなど100以上もの映画祭に出品され、世界から熱く支持されたにもかかわらず、本国ケニアでは観ることのできない作品がある。ふたりの女性が恋に落ちる物語であることから、いまだ同性愛が違法とされ、禁固刑に処されることもあるケニアで上映禁止となったのだ。のちに、米アカデミー賞外国語映画賞へのエントリーの条件を満たすために、ナイロビのある映画館で2018年9月23日から9月30日の1週間だけ上映が決定。「長蛇の列」「チケットを求める電話が殺到」というニュースがSNSを飛び交った話題作が、ついに日本にもやってくる。

 

看護師になるのが目標のケナは、古いしきたりにとらわれた周囲の人たちに満たされない想いを抱えていた。両親は離婚し、ナイロビで母と暮らしていたが、国会議員に立候補した父のことは応援している。そんな時、父の対立候補の娘で自由奔放なジキと出会う。互いに強く惹かれたふたりは、「私たちは本物になろう」と誓い合う。だが、友情が愛情へと変わり始めた時、ふたりはこの恋は命がけだと知る。

カンヌをはじめ100以上もの映画祭に出品され、世界から暑く支持されている話題作。だが、いまだ同性愛が違法とされるケニアでは上映禁止となり、のちに1週間だけ限定公開された時は、「長蛇の列」というニュースがSNSを飛び交った。

監督は、デビュー作でアフリカのアカデミー賞を獲得、今最も輝く才能と絶賛されるワヌリ・カヒウ。ミュージシャンのサマンサ・ムガシア、監督にも進出したシェイラ・ムニヴァと、多彩な女優たちが競演。

音楽、ダンス、ファッション、アート-ポップでカラフルなアフリカンカルチャーにのせて、人生を豊かにする人と人の絆を描く感動作。

 

(引用:公式ホームページ http://senlis.co.jp/rafiki/)

 

 

【DATA】

 

『ラフィキ:ふたりの夢』

 

2018年製作/ケニア・南アフリカ・フランス・レバノン・ノルウェー・オランダ・ドイツ合作/82分/原題:Rafiki

出演:サマンサ・ムガシア/シェイラ・ムニヴァ/ジミ・ガツ/ニニ・ワシェラ/デニス・ムショカ/パトリシア・アミラ/ネヴィル・ミサティ

監督:ワヌリ・カヒウ/製作総指揮:ティム・ヘディントン/製作:スティーブン・マコヴィッツ/原案:モニカ・アラク・デ・イェコ/脚本:ワヌリ・カヒウ, シエナ・ベス/撮影:クリストファー・ウェセルス/製作:Big World Cinema、Afrobubblegum/配給:サンリス© Big World Cinema.

 

 

【IMPRESSIONS】

 

この映画を鑑賞した直後は、主人公たちが純粋無垢な自分たちの想いを貫き、当人たちではどうしようもない環境を乗り越えていくお手本のような恋愛映画という印象を受けた。なるべく先入観なしに観たかったので、ケニアの社会的背景や映画事情はわかっていない状況で観に行った。主人公たちの胸をえぐられるような苦しみや絶望感は、こみあげるような共感と感動をクレジットどおり呼び起こさせるものだった。

 

ケニアのLGBTに対する現状は、思っていたよりも壮絶で、同性愛行為自体が犯罪、映画はカンヌに選出されたが、ケニアでは上映禁止となった。ケニア映画検閲委員会(KFCB)は、同性愛のテーマとケニアでレズビアン主義を促進するという明白な目的のために映画を禁止し、違法であるとしてケニアの人々の文化と道徳的価値を傷つけると結論づけて上映を禁止した。2014年にもナイロビの芸術集団によって作られた東アフリカのLGBTQコミュニティについてのオムニバス映画が、同性愛映画として上映中止になっている。ナイロビでの1週間だけの上映が、米アカデミー賞外国語映画賞へのエントリーの条件を満たすためとなっているが、SNSネット上で上映中止に反対する声が挙がって大論争を巻き起こしたという経緯も影響しているようだ。実際に、映画館で長蛇の列ができ、チケットを求める電話が殺到したということで、ひとつの映画が、ケニア社会を変えていったとも言える。

 

ケニアでは現実にはありえなさそうだが、唯一父親が傷ついた主人公ケナを抱きしめるシーンには救われた。看護師になる夢を果たしたケナが知り合いの入院患者から激しい罵倒を浴びせられてもさらりとかわす場面では成長を感じさせるし、ラストシーン、ジキの傷が多少なりとも癒され未来を想像させるあたりも観終わったあとの後味は悪くなかった。

 

ただ、この映画の上映時間は82分と短い。細かいディテールの部分でいえば、ストーリーの深さの割に、どのように傷ついたか、どのように愛し合っていたかの表現が浅く、エピソードのつなぎも丁寧さが足りないように感じた。ストーリーの内容が濃いので、細かい部分に丁寧さを盛り込んで100分近い作品にしても長くは感じないと思った。冒頭、ケナがジキに惹かれていくまでが丁寧だっただけに、サッカーのシーンから雨が降り秘密の場所へと誘うあたりは陳腐な印象も残るし、ゲイ男性の若者の描き方にも雑な印象を受けた。

 

細かい点は抜きにしても、この映画は社会的問題提起の映画として、クレジットもされているし、レビューもその視点で書かれているものが多い。だとすれば、ケニアの実情を知っておく必要はあるように思う。

 

「ラフィキ」とはスワヒリ語で「友達」という意味らしい。これは、友達のような恋がしたいという意味ではなく、パートナーや恋人を紹介するときにケニアの人々は「友達」と表現して関係性をぼかすことがよくあるということに由来していると監督は言っている。それだけ、周囲に認められることが難しいことをタイトルに込めたというわけだ。ケニアに生まれていたら自分はどうなっていたんだろうと思うといたたまれなくなるが、「普通に恋がしたい」「本当の自分でいたい」「周囲に認められたい」ことに高さの差異はあれ、ハードルが高いことは日本でも同じ。LGBT目線でいえば、ケナやジキの孤独感をいろんな方に映画を観て知っていただきたいと思う。

 

予告編:https://www.youtube.com/watch?v=I5ITjFkBmBc

名演小劇場HP:http://meien.movie.coocan.jp/

 

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